Kaspersky Endpoint Security for Linux

製品のメモリ使用制限の設定

Kaspersky Endpoint Security が OAS、ODS、および ContainerScan のスキャンタスクを実行する際に使用する RAM の容量を制限できます。

メモリ使用量制限は、大量の RAM (5 GB 以上) を搭載したシステムに役立つ場合があります。

kesl.ini 設定情報ファイルの ScanMemoryLimit オプションを使用すると、ファイルのスキャン時に本製品が使用する RAM のサイズを調整できます。既定値は 8192 MB です。最小値は 2 MB です。2 MB 未満の値を設定すると、本製品は最小値のメモリを使用します(2 MB)。指定した値がデバイスで利用可能なメモリ量より大きい場合、メモリ量の最大 25 % が使用されます。この値は変更できません。

この設定は、ファイルのスキャン時に使用されるメモリの量のみを制限します。これは、本製品に必要なメモリの総量が、この設定の値を超える可能性があることを意味します。

ファイルスキャン時のメモリ使用の制限を指定するには:

  1. Kaspersky Endpoint Security を停止します。
  2. ファイル /var/opt/kaspersky/kesl/common/kesl.ini を開いて編集します。
  3. [General] で、必要な RAM の量を ScanMemoryLimit の設定にメガバイトで指定します。

    ScanMemoryLimit=<メガバイト単位のメモリ量>

  4. Kaspersky Endpoint Security を起動します。

ファイルスキャン用の新しいメモリ使用制限は、製品の再起動後に有効になります。