Kaspersky Endpoint Security for Linux

ファイルを隔離する

デバイスにとって危険と思われるファイルを隔離することができます。

ファイルを隔離領域に移動できるのは、Kaspersky Endpoint Detection and Response Optimum ソリューションとの連携が有効で、EDR Optimum コンポーネントがアクティベートされている場合のみです。Kaspersky Endpoint Detection and Response Optimum との連携が有効になっているかどうか、および EDR Optimum コンポーネントが有効になっているかどうかに関係なく、隔離されたファイルの復元と削除は可能です。

管理対象のすべてのデバイスまたは特定のデバイスに対してファイルの隔離タスクを作成実行し、Web コンソールでその設定を変更できます。

Kaspersky Security Center で隔離されたファイルを管理するには、隔離されたファイルに関するデータを管理サーバーに転送できるようにする必要があります

システムクリティカルオブジェクト (SCO) を隔離することはできません。SCO には、オペレーティング システムと Kaspersky Endpoint Security アプリケーションの動作に必要なファイルが含まれています。

ファイルを隔離する]タスクは、[製品設定]タブの[ファイルの隔離]表のタスクプロパティに記載されたファイルに対して実行されます。

表には、隔離する必要があるファイルに関する次の情報が含まれています:

  • パス – ファイルが保存されているデバイス上のディレクトリへのパス
  • チェックサム種別 – ファイルのチェックサム検証種別。

表の上にあるボタンを使用して、隔離するファイルに関する情報を追加または削除できます。

隔離するファイルに関する情報を追加するには、[追加]ボタンをクリックし、表示されるウィンドウでタスク設定を指定する必要があります。

隔離ファイルタスクの設定

設定

説明

隔離したいファイルを指定する

ドロップダウンリストで、隔離するファイルへのパスを指定する方法を選択できます:

  • 完全パスでファイルを指定する
  • ディレクトリパスとチェックサムでファイルを指定する

ファイルへの完全パス

隔離するファイルへの完全パスを入力するフィールド。

このフィールドは、[隔離したいファイルを指定してください ]のドロップダウンリストで[完全パスでファイルを指定]を選択した場合に表示されます。

ファイルがネットワークドライブ上にある場合は、// 文字で始まるファイルへのパスを入力します。たとえば、「//server_ip/shared_folder」と入力できます。

チェックサム種別

ドロップダウンリストでは、隔離するファイルのチェックサムの種別を選択できます:

  • MD5
  • SHA256

このドロップダウンリストは、[隔離したいファイルを指定してください ]のドロップダウンリストで[ディレクトリパスとチェックサムでファイルを指定]を選択した場合に表示されます。

ファイルのチェックサム

隔離するファイルのチェックサムを入力するフィールド。

このフィールドは、[隔離したいファイルを指定してください ]のドロップダウンリストで[ディレクトリパスとチェックサムでファイルを指定]を選択した場合に表示されます。

ファイルパス

隔離するファイルディレクトリへのパスを入力するフィールド。

このフィールドは、[隔離したいファイルを指定してください ]のドロップダウンリストで[ディレクトリパスとチェックサムでファイルを指定]を選択した場合に表示されます。

ファイルがネットワークドライブ上にある場合は、// 文字で始まるファイルへのパスを入力します。たとえば、「//server_ip/shared_folder」と入力できます。

隔離するファイルが大きすぎると、[ファイルの隔離]タスクが「隔離領域が不足しています」というエラーで終了することがあります。この場合は、隔離を消去するか、隔離領域を追加してから再試行してください。

プロセスの開始タスクの結果は、Web コンソールのタスクプロパティの[結果]で確認できます。