ライセンスに基づく KSMG モード
2024年4月16日
ID 100499
KSMG は、ライセンスに応じて各種の動作モードを提供します。
ライセンスなし
インストールし、その Web インターフェイスを開始した時点から、有効なライセンスを追加するまで、KSMG はこのモードで実行されます。
KSMG は、ライセンスなしモードで実行している場合、メールメッセージをスキャンしません。
試用版ライセンス
このモードでは、KSMG はメールメッセージをスキャンし、定義データベースをアップデートします。
試用版ライセンスの期限が切れると、KSMG はメールメッセージのスキャンと定義データベースのアップデートを停止します。
KSMG の操作を再開するには、製品版ライセンスをインストールする必要があります。
製品版ライセンス
このモードでは、KSMG はメールメッセージをスキャンし、定義データベースをアップデートします。
製品版ライセンスの期限が切れると、KSMG はメールメッセージのスキャンは続行しますが、定義データベースのアップデートを停止します。
定義データベースのアップデートを再開するには、新しい製品版ライセンスを追加するか、既存の製品版ライセンスを更新します。
KSMG の製品版ライセンス種別は次の通りです:
- すべての機能ライセンス:このライセンスを追加すると、本製品のすべての機能が使用できます。つまり、迷惑メール、フィッシング、ウイルスなどのマルウェアのスキャン、危険サイト診断、コンテンツフィルタリング、およびメール送信ドメイン認証の使用、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform を使用したメッセージのスキャンが使用できます。
- アンチウイルス用のライセンス:このライセンスを追加すると、ウイルスなどのマルウェアのスキャン、URL アドバイザ、メール送信ドメイン認証、コンテンツフィルタリング、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform を使用したメッセージのスキャンが使用できます。このライセンスでは、迷惑メールまたはフィッシングコンテンツはスキャンされません。これらのモジュールによるスキャン後にメッセージに割り当てられるステータスラベルには、機能制限に関する情報が含まれます。
ライセンスの拒否リスト
様々な状況で、ライセンスの拒否リストにライセンスが追加されることがあります。これが発生すると、KSMG はメールメッセージのスキャンを停止しますが、使用禁止ライセンスのリストからライセンスが削除された場合に備えて定義データベースのアップデートは続行されます。
使用禁止ライセンスのリストから削除され次第、KSMG は有効なライセンスに基づいてメールメッセージのスキャンを再開します。
メッセージのスキャンが無効になった後も、以下の機能は本製品内で引き続き機能します:
- メール転送エージェント(MTA)
- LDAP サーバー接続
- イベントログ
- 製品動作レポート
- 保護設定、メッセージ処理ルール、通知とコメント用の関連設定を除くすべての製品設定を管理するための Web インターフェイスの使用