新機能

2024年4月16日

ID 171315

KSMG 2.1 には、8.0 MP3 と比較して次の新機能が導入されています。

アーキテクチャ

  • ソリューションを拡張(水平方向または垂直方向)するための新しいクラスタアーキテクチャ。本製品の Web インターフェイスを使用してクラスタ内の全サーバーを一元管理できます。
  • 新しいバージョンの提供方法として、次の 2 つの配布タイプが用意されています:
    • オペレーティングシステム、メールサーバー、カスペルスキーのアンチウイルス製品がインストールされた ISO ファイル。詳細は、この配布タイプのヘルプ()を参照してください。
    • RPM パッケージと DEB パッケージ。本製品は、管理者が準備したオペレーティングシステムにインストールされ、事前インストールされた MTA と連携します。この配布タイプの KSMG 2.1 は、 Kaspersky Security for Linux Mail Server バージョン 8.0 MP3 および 10 の機能を継承した形でビルドされています。この配布タイプに関する詳細情報は、このドキュメントに記載されています。

オペレーティングシステム

新しいバージョンのオペレーティングシステムのサポート:

  • Rocky Linux 8.9、9.3
  • Ubuntu 20.04 LTS、22.04 LTS
  • Red Hat Enterprise Linux 8.9 または 9.3

保護技術

  • 企業が通信で妥協している点を狙った高度な攻撃(BEC 攻撃や Active Directory スプーフィング攻撃など)を検出するためのメカニズムを強化。
  • 偽装されたドメイン(ルックアライク)の認識に基づくスパム検知技術を追加。
  • メッセージ処理ルールで URL アドバイザモジュールがサポートされるようになりました。これにより、悪意のあるリンク、広告リンク、正規ソフトウェアに関連するリンクを検知し、フィッシングリンクと区別できるようになります。
  • アンチスパムモジュールによるスキャンに IP アドレスのレピュテーションの識別を追加。

メールトラフィックの処理

ルール

  • ルールで、ユーザー、グループ、または連絡先の識別名をメッセージの送信者または受信者のアドレスとして LDAP から指定できます。
  • メッセージ本文への免責事項と警告の追加時にエンコーディングが考慮されます。
  • メールアドレスと IP アドレス、カスタムリストのユーザーおよび連絡先 DN レコード、ルール、およびバックアップダイジェストの設定の大規模なリストの処理の機能強化。手動でのデータの追加、クリップボードからのデータのインポート、クリップボードへのデータのエクスポート、リストの検索を実行できます。
  • 次の変更がコンテンツフィルタリングモジュールに実装されました:
  • メッセージ処理ルールまたはコンテンツフィルタリングの式がトリガーされた時、またはコンテンツフィルタリングエラーが発生した時に、メッセージヘッダーに対して実行される処理を設定できます。
  • 処理ルールがトリガーされた時に、BCC メッセージが特定のアドレスに送信されるように設定できます。

本製品の管理

バックアップ

イベントログ

統合

  • KATA との連携により、オブジェクトの検知とブロックができます。HAProxy を使用した高可用性 KATA との連携をサポートします。
  • Kaspersky Security Centerとの連携は、定義データベースのアップデート時にのみ使用されます。
  • after-queue 連携方式は、Postfix メールサーバーとの連携ではサポートされていません。
  • Nginx Web サーバーとの連携がサポートされています。Apache Web サーバーはサポートされていません。
  • KPSN 設定情報ファイルの ZIP 形式はサポートされなくなりました。PKCS7 設定情報ファイルを使用できます。
  • より多くの種類のデータを SIEM システムに送信できます。

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