Kaspersky Endpoint Security for Linux と同じサーバーへの本製品のインストール

KSMG は、 Kaspersky Endpoint Security for Linux バージョン 12 以降と同じサーバーにインストールできます。

Kaspersky Endpoint Security for Linux の一元管理に Kaspersky Security Center を使用している場合は、グループポリシー設定を編集して Kaspersky Endpoint Security for Linux を設定する必要があります。一元管理を使用していない場合は、各サーバーのコマンドラインで Kaspersky Endpoint Security for Linux をローカルで設定できます。

KSMG と Kaspersky Endpoint Security for Linux を同じサーバーにインストールして設定するには：

1. 一元管理に Kaspersky Security Center を使用している場合は、ネットワークエージェントをインストールします。
2. Kaspersky Endpoint Security for Linux をインストールし、初期設定を実行し、必要な保護コンポーネントをアクティベートして設定します。

   Kaspersky Endpoint Security for Linux のインストールと設定の詳細は、 Kaspersky Endpoint Security for Linux のヘルプを参照してください。

3. Kaspersky Endpoint Security for Linux のファイル脅威対策コンポーネントの設定で、次のディレクトリを除外に追加します：
   • Red Hat Enterprise Linux、Rocky Linux オペレーティングシステムの場合：

     /var/spool/exim — メールサーバーのメッセージキュー。

   • Ubuntu オペレーティングシステムの場合：

     /var/spool/exim4 — メールサーバーのメッセージキュー。

   • すべてのオペレーティングシステムの場合：
     • /var/spool/postfix — Postfix メールサーバーのメッセージキュー。
     • /var/opt/kaspersky/ksmg — データベース、イベントログ、KSMG メッセージのバックアップ。
     • /tmp/ksmgtmp と /tmp/ksmg_filter — KSMG アプリケーションの一時作業ディレクトリ。

   詳細は、 「Kaspersky Endpoint Security for Linux のファイル脅威対策コンポーネントの除外設定」セクションを参照してください。

4. Kaspersky Endpoint Security for Linux のファイアウォール管理コンポーネントを有効にした場合は、次の TCP ポートへの受信接続を許可します：
   • 25 — メールメッセージを受信するための受信 SMTP 接続用のポート。
   • 443 — KSMG クラスタノード管理 Web インターフェイスの既定ポート。

     別のポート番号を使用できます。値は KSMG の初期設定時に指定されます。

   • 9045 — KSMG クラスタノード間の通信用のポート。

   詳細は、 「Kaspersky Endpoint Security for Linux のファイアウォールの設定」セクションを参照してください。

5. Kaspersky Endpoint Security for Linux のネットワーク脅威対策コンポーネントまたはウェブ脅威対策コンポーネントを使用している場合は、KSMG のインストールおよびセットアップ中はこれらのコンポーネントを一時的に無効にします。
6. KSMG アプリケーションをインストールし、初期設定を実行します。
7. 一元管理に Kaspersky Security Center を使用している場合は、ネットワークエージェントを再起動します。
8. Kaspersky Endpoint Security for Linux の ネットワーク脅威対策コンポーネントとウェブ脅威対策コンポーネントを有効にします。