メッセージに対して実行する最終処理の設定

コンテンツフィルタリングモジュールのメッセージに対する最終処理は次のように決定されます：

1. ルール内のアクティブであるどの式がトリガーされたかが判断されます。
2. トリガーした式の処理のうち、設定したメッセージ処理モードに応じて、下のテーブルに従って最終処理が選択されます。

   コンテンツフィルタリングモジュールがメッセージに適用する処理

   ルール内でトリガーされた式の数	メッセージ処理ルール	コンテンツフィルタリングモジュールがメッセージに適用する最終処理
   1 つ	この式の操作を最優先で適用し、別の式は無視する 一致したすべての式の操作のうち、最も厳密なものを適用する	次の処理が適用されます： トリガーされた式で指定されたメッセージに対する処理：スキップ、拒否、添付ファイルを削除する、メッセージを削除する。 割り当てられた処理が添付ファイルを削除するの場合、削除する添付ファイルのリストが決定されます（下のテーブルを参照）。 [ 元のメッセージをバックアップに移動する］スイッチをオンにするとメッセージをバックアップに配置。 ［メッセージ本文に追加するテキスト］スイッチをオンにするとメッセージの件名にテキストを追加。
   複数	この式の操作を最優先で適用し、別の式は無視する	次の処理が適用されます： トリガーされた式で指定されたメッセージに対する最も高い優先順位の処理：スキップ、拒否、添付ファイルを削除する、メッセージを削除する。 割り当てられた処理が添付ファイルを削除するの場合、削除する添付ファイルのリストが決定されます（下のテーブルを参照）。 [ 元のメッセージをバックアップに移動する］スイッチをオンにするとメッセージをバックアップに配置。 ［メッセージ本文に追加するテキスト］スイッチをオンにするとメッセージの件名にテキストを追加。
   	一致したすべての式の操作のうち、最も厳密なものを適用する	次の処理が適用されます： トリガーされた式で最も厳密な処理：メッセージを削除する、拒否、添付ファイルを削除する、スキップ。 割り当てられた処理が添付ファイルを削除するの場合、削除する添付ファイルのリストが決定されます（下のテーブルを参照）。 ［元のメッセージをバックアップに移動する］スイッチが最も厳密な動作を持つトリガー式で少なくとも 1 つ有効になっている場合、メッセージはバックアップに配置されます。 ［メッセージ本文に追加するテキスト］スイッチが少なくとも 1 つの最も厳しい動作を伴うトリガーされる式で有効になっている場合、件名にテキストを追加します。 このスイッチが最も厳密な動作を伴う複数の式で有効になっている場合、これらの式で指定されたすべてのテキストが件名に追加されます。重複したテキストは追加されません。テキストの重複チェックでは大文字と小文字が区別されます。

添付ファイルを削除する処理を含む式がトリガーされると、削除される添付ファイルのリストが下のテーブルに従って決定されます。トリガーされた式に条件が含まれていない場合、添付ファイルの種別と 添付ファイル名属性を使用すると、添付ファイルは削除対象としてマークされません。すべてのモジュールによるスキャンの結果、最終処理としてメッセージに［添付ファイルを削除する］が割り当てられて、削除する添付ファイルのリストが空の場合、バックアップおよびメールトラフィック処理イベントログで、このメッセージの最終処理として［スキップ済み］が表示されます。これによってトリガーされる処理の厳密さが変更されることはありません。また、設定された処理はメッセージのヘッダーと件名に適用されます。

削除する添付ファイルの決定

スキャンエラーが発生した場合にコンテンツフィルタリングモジュールがメッセージに適用する最終処理には、次の処理が含まれます：

1. コンテンツフィルタリングモジュールのエラーに設定された処理の適用。
2. [ 元のメッセージをバックアップに移動する］スイッチをオンにするとメッセージをバックアップに配置。
3. ［メッセージ本文に追加するテキスト］スイッチをオンにすると件名にテキストを追加。