Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードの Kaspersky Security Center Linux のアップグレード
旧バージョンの管理サーバーがインストールされているすべての Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードに、管理サーバーバージョン 15 をインストールできます(バージョン 14 以降)。バージョン 15 にアップグレードすると、以前のバージョンの管理サーバーのデータと設定がすべて維持されます。
以前にデバイスに Kaspersky Security Center Linux をローカルにインストールした場合は、インストールファイルまたはバックアップを使用して、これらのデバイスの Kaspersky Security Center Linux をアップグレードすることもできます。
Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターノードの Kaspersky Security Center Linux をアップグレードするには:
- カスペルスキーの Web サイトから、バージョン 15 の完全なパッケージを含む Kaspersky Security Center Linux インストールファイルをダウンロードします:
- RPM ベースのオペレーティングシステムを実行しているデバイスの場合 — ksc64-<バージョン番号>-<ビルド番号>.x86_64.rpm
- Debian ベースのオペレーティングシステムを実行しているデバイスの場合 — ksc64_<バージョン番号>-<ビルド番号>_amd64.deb
- クラスターを停止します。
- クラスターのアクティブノードで、管理サーバーで使用するパッケージマネージャーを使用して、インストールパッケージをアップグレードします。
たとえば、ルート権限を持つアカウントで、コマンドラインターミナルを使用して次のコマンドを使用できます:
- RPM ベースのオペレーティングシステムのデバイスの場合:
$ sudo rpm -Uvh --nodeps --force ksc64-<
バージョン番号
>-<ビルド番号
>.x86_64.rpm - Debian ベースのオペレーティングシステムのデバイスの場合:
$ sudo dpkg -i ksc64_<
バージョン番号
>-<ビルド番号
>_amd64.deb
コマンドが正常に実行されると、/opt/kaspersky/ksc64/lib/bin/setup/postinstall.pl スクリプトが作成されます。これに関するメッセージがターミナルに表示されます。
- RPM ベースのオペレーティングシステムのデバイスの場合:
- アップグレードされた管理サーバーを設定するには、/opt/kaspersky/ksc64/lib/bin/setup/postinstall.pl スクリプトを実行します。
- コマンドラインターミナルに表示される使用許諾契約書とプライバシーポリシーを読みます。使用許諾契約書とプライバシーポリシーの諸条件すべてに同意する場合:
- 「Y」と入力して、EULA の諸条件をすべて読み、理解した上で条項に同意することを確認します。
- 「Y」ともう一度入力して、データの取り扱い方法を記載しているプライバシーポリシーをすべて読み、理解した上で条項に同意することを確認します。
「Y」と 2 回入力すると、製品のデバイスへのインストールが続行されます。
- 「2」を入力して、アップグレードするノードを選択します。
下の図は、最後の 2 つの手順を示しています。
EULA とプライバシーポリシーの条項に同意し、コマンドラインターミナルでインストールモードを選択する
次に、スクリプトにより管理サーバーのアップグレードが設定され、終了します。アップグレード中は、アップグレード前に変更した管理サーバーの設定は変更することができません。
- パッシブノードで手順 3 ~ 5 を実行します。
ステップ 6 で、「3」を入力してノードを選択します。
- クラスターを開始します。
クラスターは任意のノードで開始できることに注意してください。パッシブノードでクラスターを起動すると、それがアクティブノードになります。
この結果、Kaspersky Security Center Linux のフェールオーバークラスターのノードに最新版の管理サーバーがインストールされました。