Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux

手動による管理サーバーへの接続:Klmover ユーティリティ

2023年4月20日

ID 201947

ネットワークエージェント配布キットには、管理サーバーとの接続を管理するための klmover ユーティリティが含まれています。

ネットワークエージェントのインストール後、ユーティリティがディレクトリ /opt/kaspersky/klnagent/bin(32 ビットオペレーティングシステムの場合)、または ディレクトリ /opt/kaspersky/klnagent64/bin(64 ビットオペレーティングシステムの場合)に配置されます。使用するキーに応じて、ネットワークエージェントは開始時に次の処理を実行します:

  • 指定された設定を使用して、ネットワークエージェントを管理サーバーに接続します。
  • イベントログファイルへの書き込みをするか、または動作結果を表示します。

ユーティリティの構文

klmover [-logfile <ファイル名>] {-address <サーバーアドレス>} [-pn <ポート番号>] [-ps <SSL ポート番号>] [-nossl] [-cert <証明書ファイルのパス>] [-silent] [-dupfix]

キーの説明

  • -logfile <ファイル名> – ユーティリティの実行結果を指定したファイルに書き込みます。このキーが使用されない場合、結果とエラーメッセージは stdout に表示されます。
  • -address <サーバーアドレス> - 接続用の管理サーバーのアドレス。デバイスの IP アドレス、NetBIOS 名、または DNS 名を指定できます。
  • -pn <ポート番号> - 管理サーバーへの暗号化されていない接続が確立されるポート番号。ポート 14000 が既定で使用されます。
  • -ps <SSL ポート番号> - SSL プロトコルを使用して管理サーバーへの暗号化された接続が確立される SSL ポートの番号。ポート 13000 が既定で使用されます。
  • -nossl - 管理サーバーに対して暗号化されていない接続を使用します。このキーが指定されていない場合、エージェントは暗号化された SSL プロトコルを使用して管理サーバーに接続します。
  • -cert <証明書ファイルへのパス> - 新しい管理サーバーへのアクセス認証に、指定した証明書ファイルを使用します。このキーが使用されていない場合、ネットワークエージェントは管理サーバーへの最初の接続時に証明書を取得します。
  • -silent - ユーティリティを非対話モードで起動します。このキーを使用すると、たとえばユーティリティがユーザー登録中に起動スクリプトから起動された場合などに役立ちます。
  • -dupfix - ネットワークエージェントのインストール方法が配布キット内のインストールと異なる場合に、このキーを使用します。たとえば、ネットワークエージェントがディスクイメージから復元された場合などです。
  • -cloningmode 1 - クローニングモードへ切り替えます。
  • -cloningmode 0 - クローニングモードから切り替えます。

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