Kaspersky Endpoint Security 11 for Linux

Kaspersky Security Network を使用する

2023年4月20日

ID 246794

Kaspersky Endpoint Security は、デバイスとユーザーデータの保護を強化するために、Kasperskyのクラウド型ナレッジベース Kaspersky Security Network(KSN)を使用して、ファイル、インターネットリソース、ソフトウェアのレピュテーションをチェックできます。Kaspersky Security Network のデータを使用することで、様々な脅威への迅速な対応、保護コンポーネントの高い性能、誤検知の減少を実現しています。

Kaspersky Endpoint Security は、Kasperskyのレピュテーションデータベースと連携するために、次のインフラストラクチャーソリューションをサポートしています:

  • Kaspersky Security Network (KSN) - Kasperskyから情報を受け取り、ユーザーデバイスで検知されたオブジェクトのデータを、Kasperskyのアナリストによる追加検証を受けるために Kasperskyに送信したり、レピュテーションデータベースや統計情報データベースに追加したりするソリューションです。
  • Kaspersky Private Security Network (KPSN) - Kaspersky Endpoint Security がインストールされたデバイスのユーザーが、デバイスから Kasperskyにデータを送信することなく、Kasperskyのレピュテーションデータベースやその他の統計データにアクセスできるようにするソリューションです。KPSN は、次のような理由で Kaspersky Security Network を利用できない法人のお客様向けに設計されています:
    • 現地の職場がインターネットに接続されていない
    • 国外または組織のローカルネットワーク外にデータを送信することが法律上禁止されている、または企業のセキュリティ上制限されています

Kaspersky Endpoint Security ライセンスの変更後、KPSN を使用できるようにするために、新しいライセンスの詳細をサービスプロバイダーに送信します。そうしない場合は、認証エラーにより KPSN とのデータ交換ができなくなります。

Kaspersky Security Network の使用は任意です。Kaspersky Endpoint Security では、インストール時に KSN を使用することを推奨しています。KSN の使用はいつでも開始または停止ができます。

KSN を利用するには、2 つの選択肢があります:

  • Kaspersky Security Network with statistics(統計情報の送信あり)(拡張 KSN モード)- Kasperskyのナレッジベースから情報を受け取ることができ、Kaspersky Endpoint Security は動作中に得た統計情報を自動的に KSN に送信します。また、本製品は、侵入者がデバイスやデータに損害を与えるために使用する可能性がある特定のファイル(またはファイルの一部)を詳細にスキャンするためにカスペルスキーへ送信することもできます。
  • Kaspersky Security Network(統計情報の送信なし)- Kasperskyナレッジベースから情報を受信することができ、Kaspersky Endpoint Security は、匿名の統計情報や脅威の種別や発生源に関するデータを送信しません。

個人情報の収集、処理、保存は行われません。KSN への参加中に生成された統計情報の保存や破棄、さらにカスペルスキーへの送信に関する詳細情報は、Kaspersky Security Network に関する声明およびカスペルスキーの Web サイトで確認できます。Kaspersky Security Network に関する声明が記載されているファイルは、製品の配布キットに含まれています。

Kaspersky Security Center 管理サーバーによって管理されるユーザーのコンピューターは、KSN プロキシサービスを使用して KSN と対話します。

KSN プロキシサーバーサービスは、次の機能を提供します:

  • ユーザーのデバイスがインターネットに直接アクセスしていない場合でも、KSN に照会したり情報を KSN に送信したりできます。
  • KSN プロキシサーバーは処理されたデータをキャッシュするため、外部ネットワークへの接続の負荷を軽減し、ユーザーのデバイスから要求される情報の取得を高速化します。

KSN プロキシサーバーの詳細は、「Kaspersky Security Center のヘルプセクション」を参照してください。KSN プロキシサーバー設定は、Kaspersky Security Center 管理サーバーのプロパティで設定できます。

このヘルプセクションの内容

Kaspersky Security Network の使用をコマンドラインから有効にするかどうかを選択

コマンドラインを使用した Kaspersky Security Network への接続のチェック

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