klbackup ユーティリティを使用して、別の管理サーバーの管理下にある管理対象デバイスを切り替える
klbackup ユーティリティを使用すると、別の管理サーバーの管理下にある管理対象デバイスを切り替えることができます。移行を実行する時に、klbackup ユーティリティを使用して、Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーを Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーに変更できます。また、管理対象デバイスを Kaspersky Security Center Windows 管理サーバー間で移行することもできます。
klbackup ユーティリティを使用して、別の管理サーバーの管理下にある管理対象デバイスを切り替えるには、次の手順を実行します:
- 以前のデバイスで、klbackup ユーティリティインターフェイスを使用して、管理サーバー証明書と秘密鍵のバックアップコピーを作成します。
Kaspersky Security Center インストールフォルダーにある klbackup ユーティリティを実行し、[管理サーバーの証明書のみを復元またはバックアップする]を使用してバックアップを作成します。
- 前のデバイスで、管理サーバーをネットワークから切断します。
- 別の管理サーバーを使用してデバイスに同じアドレスを割り当てます。
新しい管理サーバーに NetBIOS 名、FQDN、および固定 IP アドレスを割り当てることができます。これは、ネットワークエージェントが導入された時にネットワークエージェントのインストールパッケージで設定された管理サーバーのアドレスによって異なります。あるいは、ネットワークエージェントが接続する管理サーバーを決定する接続アドレスを使用することもできます(管理対象デバイスでこのアドレスを取得するには、klnagchk ユーティリティを使用します)。
- 別の管理サーバーがあるデバイスで、バックアップコピーから管理サーバー証明書と秘密鍵を復元します。
次のいずれかの方法でバックアップコピーを復元できます:
- klbackup ユーティリティインターフェイスを使用する(Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーのみ)
klbackup ユーティリティを実行し、[管理サーバーの証明書のみを復元またはバックアップする]を使用してバックアップを復元します。
- コマンドプロンプトを使用する(Kaspersky Security Center Windows および Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーバージョン 15.1 以降)
管理サーバー証明書と秘密鍵のバックアップコピーを復元するには、コマンドラインから
-cert_only
キーを指定して klbackup ユーティリティを実行します:klbackup -path <管理サーバー証明書のバックアップコピーへのパス> -restore -cert_only
- klbackup ユーティリティインターフェイスを使用する(Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーのみ)
管理対象デバイスは別の管理サーバーの管理下に置かれます。この管理サーバーにアクセスし、管理対象デバイスがネットワークで表示されていること、ネットワークエージェントがインストールされ、実行されていることを確認できます([可視]、[ネットワークエージェントがインストールされています]、[ネットワークエージェントが実行中です]列の[はい]の値)。